公共施設を作る際に出土した弥生時代の建築物の遺跡発掘調査に参加しました。

近頃良く聞くこのネタ、すぐわかるこちらをブックマークしましょう

遺跡発掘調査

灼熱の中で追いかけた古代ロマン(女性28歳:アルバイト当時22歳)

●体力勝負の発掘作業●

期間限定のバイトとして2ヵ月間だけ、公共施設を作る際に出土した弥生時代の建築物の遺跡発掘調査に参加しました。週4日で9時から17時までの勤務で、1時間の休憩があります。周囲の整備はほとんど終わっていたので、出土品の発掘に当たっていました。季節は7月・8月。炎天下の作業が続いていたので、暑さにはまいりました。また、ずっと中腰で単調な作業の繰り返しなので、1日がとっても長く感じられました。気を抜くとあっという間にくじけそうになって…。季節が違えば、また状況も変ったのでしょうが、とにかく、体力の消耗は激しかったですね。でも、指導してくださっていた学芸員の方がとってもいい方で、泣き言をいっても常に励ましてくれました。あの励ましがなかったら、2ヵ月間という短期間でも途中で辞めてしまっていたかもしれません。

●過去との出会いに感動●

基本的な知識がなかったので、最初は出土品と石や木切れといったゴミとの区別がつかず、学芸員さんには本当にご迷惑をおかけしてしまいました。でも、学芸員さんの丁寧な指導により、少しずつ、出土品の特徴が分かるようになってきたときは嬉しかったです。
続けることができたのは、そんな2000年以上も昔の人々の生活の「しるし」を自分の手で発見できたことでしょうか。今、自分の目の前にあるものを、2000年も前に生きていた人が使っていたんだ…と考えると、感動がこみ上げてきました。また、学芸員さんが、出土品が出てくるたびに嬉しそうにされていたのも印象的でした。また同時に、遺跡の維持、管理に携わることの重要性も実感。遺跡や出土品を管理するために、本当に多くの方が携わっています。文化を守るということがどれだけ大切なことかを知りました。

●発掘作業は情熱が支える●

バイトの場所は中国地方だったのですが、遺跡の発掘作業には、私たちのような一般のアルバイト以外に、京都の大学の歴史専攻の学生さんが数名、わざわざ泊まり込みでバイトにきていました。当時の日給は7000円。学生さんたちが泊まっていたホテルは1泊6500円。日給がそのまま宿泊代なのです。それに交通費を含めると…。私も歴史が好きだからこそ参加したアルバイトでしたが、発掘作業で得られるものはお金だけではないんですよね。体力はいるし、作業に対して考えると、日給だってそう高いものではありません。歴史への情熱が、働く原動力になっているのが感じられました。やろうと思ってすぐにできるアルバイトではないですが、チャンスがあれば多くの人にチャレンジしてみてほしいです。歴史を知れば知るほど、今の自分のいる場所がよりはっきりと見えてくると思います。

ウェブマスターお薦め情報あります